2012年02月08日 16:05
![]() | アンダーグラウンド (講談社文庫) (1999/02/03) 村上 春樹 商品詳細を見る |
何を今さらという気もしなくはないが、今この本を読んでいる。村上春樹の書いた1995地下鉄サリン事件で被害に遭った人たちのインタビュー集だ。それぞれのインタビューがとても考えさせられる。たまたまその時間に地下鉄に乗り合わせて無差別テロに遭遇した人たちの思いは千差万別、人によってこんなに捉え方が違ってくるものなのかと、そしてたまたまその地下鉄に乗り合わせてしまったという巡りあわせ…
考えてみれば私も当時秋葉原まで通勤していて何かの用事があったならばその地下鉄に乗ってしまった可能性まであるのだ。
被害者に遭われた方は本当に気の毒だと思う。身体が回復しても皆、何がしかの心の傷を癒せずに生きているのだ。
昨日のことなのだが、Facebookに突然見知らぬ女性からメッセージが届いた。見たこともない名前だなと思いつつそれを開いてみたら高校の同級生だった。結婚して苗字が変わっているからわからなかった。目の大きなきれいな子だったことを思い出した。どうやらFacebookの友達検索で自分のことを捜し当てたらしい。
来年の夏にはクラス会を企画しているとのことだった。
その時はぜひ声をかけて欲しいと返信したのだが、微妙な心境にもなった。
自分は大学を卒業して保険会社で営業をした。営業所の数字が足りなくなると同級生を勧誘したこともあった。なかには強引な営業もしたこともある。それがものすごくうしろめたいのだ。
人は自分のためと思うよりも、組織のためと思ったほうが非情な行動をとれることがある。
自分で判断するよりも、上の者の命令を受け入れてしまったほうが楽だったりする。
だからといって自分を正当化するつもりはさらさらないし今でも後悔していたりする。
サリン事件の実行犯は凶悪犯罪者だから許せはしないが、そういうところもあったのだろうなと思う。
とにかく来年のクラス会には気後れしても参加しなくちゃいけないなと思った。








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